自分よりも大切な事があると教えてくれた人
准看護学校の最初の授業で、看護倫理の授業があった。
その時の心理テスト的なもので、優先順位を1~4位に分ける時間があった。
1、健康
2、自分
3、家族
4、お金
自分、迷わず1位に自分を並べた。
1位:自分 2位:健康 3位:お金 4位:家族
自分の考えはこうだ。
「自分が存在しなきゃ話にならんだろ。死んだら全て終わるし。」
家族を守るには自分とお金も必要だ。まぁ、3位と4位の順位は逆でも良いが、
1位は自分、これ絶対だった。
だが、他の学生の順位をみて驚愕した。
4位に自分を置いてる人がいる・・・( ̄ー ̄;)
そして1位が家族・・・
この人は天使かと思った。
理解できなかった俺は、その人に質問をしてみた。
俺:「自分が病気になったらどうするの?」
天使:「家族に見てもらえれば良いやん」
・・・
自分がつらくても家族が健康ならそれで良いと、心(しん)に思う人の声を聴いたのはこれが初めてな気がする。
誰しもが、自分が一番大切だなんて思ってないんだな。
それが、准看護学生になり、最初に心を打たれた出来事であった。